2017年12月15日

「錬身抄」(中村天風)

   12月15日(金)  年賀郵便特別扱い始め

     第六章 睡眠に関して



 そもそも眠るということは、吾人の肉体生命確保の上から見て、食うことよりも大
切なものであると言える、それは現に、人生の少なくとも三分の一時間は、この睡眠
に必要とされるという簡単な然も現実の事実の上から考察してもそれが如何に大切な
ものかということが分明する。

 絶食の場合、体重は相当減量するが、脳の重量は更に何の変化も招来しない。とこ
ろが睡眠の方が不足してくると体重よりも脳の重量が著しく減じて来て、その結果意
識も従って明瞭を欠きいわゆる朦朧状態になる。

 如何なる状態で睡眠をとるのが衛生上合理的であるかというと、規則的に睡眠をと
るのではなく、その日その時の活力の消耗の程度に適合する、言い換えれば生命の要
求する時間を睡眠するのが、最も自然法則に順応する方法である。

 第一に必要な事は、本当に眠くなってから就寝するようにすることである。次に、
睡眠時間は事情の許す限り、その日の精力の消耗程度に比例して適宜に加減する。 
安眠を得る二三の注意。

 1)昼間出来得るだけ、こまめに肉体筋肉を働かす事。

 2)夕食後は食物を口に入れぬ事。

 3)就床前の心の持ち方。=心痛、憤怒、煩悶、悲観のような消極的の

              思考を断然心にもたせない。

 睡眠という自然の与えてくれた精力復活の恵まれの時に、本当に親しむのには、落
ちついた楽々とのんびりとした気分が最も肝要なのである。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

「錬身抄」(中村天風)

   12月13日(水)  第五章 健康と住居に関する理解



 真健康の確立に対して住居ということもまた決して忽せにすることを許されぬ枢要
なる条件である。

 住居というものは、人類の生活を保全するために、食物と相まって必須とされるも
のであることは敢て論を待たない、即ち、人類生命に対して頗る密接なる影響関係を
有しているものなのである。

 住居は、只住めればよいというだけではいけない。如何なる家屋が理想的のものか
というと、

  (A)空気の流通の良好なること

  (B)日光のよく当たること

という二つの条件が具備されていることである。

 空気の流通が何よりも枢要なものなのである。平素生活部分の大部分を過ごす居間
や書斎の如きはたとえ寒中と雖も、甚だしい雨降りや烈風の吹かぬ限りは時々戸障子
をその一部分を数分間でよい故、しばしば開放するという注意を実行すべきである。
特にその室を使用せぬ時は、その窓なり障子なりの一部分を開けておくか、さもなけ
れば、使用の直前に思い切って数分間全部を開放して新鮮な空気をいれてやることで
ある。

 一体、多くの人は、風邪ひきの原因を冷えた空気に当たることのように思い込んで
いる傾きがあるが、この考え方はかなり間違っているのである。そもそも、感冒とい
うものは、第一に肉体の活力が減退して抵抗力が弱っているという事がその根本原因
なのである。

 であるから、厳密に言えば肉体に活力が充満し抵抗力が旺盛であれば、寒い風や冷
たい空気に接触しても感冒にはかからないものなのである。

 たとえ寒中室内にいる時と雖も、入念に空気の流通を良好にする注意を実行するこ
とが肝要なのである。

 それから次は「室内に日光のよく当たるようにすること」である。というのはゴミ
やホコリの中に人体に有害なバクテリアやその他の細菌が混入しており、殆ど大抵の
バクテリアやその他の細菌は日光の力に敵すことが出来ない。かるが故に室内に出来
るだけ日光の光線の透射するようにすると、自然とバクテリアやその他の細菌が死滅
する率を多くするのである。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月12日

「錬身抄」(中村天風)

   12月12日(火)  特別付録



 食品の特殊効果

○甘塩は血液を新鮮にならしめる。

○ネギ、ニンニク、ニラ等は脳の強壮剤になる。

○ショウがはセキを軽くし、特にそのしぼり汁を温めて飲むと悪寒を治す効果があ

 る。

○キュウリは、消化力を増進し、呼吸作用を旺盛にする。

○茄子は、淡を切る効能がある。

○たくあんも、頗る効果あるもので、人によると不消化のものの如くに考えている

 人もあるようであるが、事実は全く正反対なので、即ち消化促進に効果あり、そ

 の上便通を良好にする特効がある。

○甘薯、イモはその種類を問わずすべて繊維の多いものであるために便秘に非常に

 効果がある。

○カボチャもまた、イモ類と同様の効能がある。

○味噌汁は栄養不良を補足する偉効がある。

○梅干しは消化を助け細菌を殺し、鉛毒さえも駆除する効果が顕著にある。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする