2016年09月14日

安岡正篤「活学一日一言」、中村天風「一日一話」。

   9月14日(水)  国 老



 家に祖父母が大切なように、国には国老がなければならぬ。国老は当局の為政者の
ように忙しい地位ではない。差し当たって直接権略を要する身ではない。そう油断な
く施政の利害に考慮を払う必要もない。彼はひたすら国家・人民を愛する人、心配す
る人でなければならぬ。何とか人民の生活を安楽にし、風教を振興し、国家の禎祥
(ていしょう)を謀りたいと種々肝胆を砕く人でなければならぬ。



   他人の批判より自己省察



 ことわざに「人のふり見てわがふりなおせ」というのがあるが、他人の言葉や行為
をやたら批判する人というものは、人のふりにわがふりを正しく照合して、是正しよ
うとはしないので、ただあしざまにそれを批判するだけなのであるから、したがって
その批判から少しの価値あるものも、わが心に感得しない。

 みだりに他人を批判することを本位として、いささかも自己省察を施さないがため
に、人生に何よりも大切な自己自身の統御ということに、少しの進歩も向上も顕現し
ないのである。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする