2016年09月15日

安岡正篤「活学一日一言」、中村天風「一日一話」。

   9月15日(木)  素位而行



 素位而行は『中庸』にある言葉であります。人間というものは自分の立っておるそ
の場に即して、そこから考え、そこから実践しなければ、結局それは所謂足が地を離
れて抽象的になり、空論になってしまう。処が自分の立場、自分の存在に自信のない
もの程、その立場から遊離し易く空想し易い。本当に思索し、本当に行動しようと思
えば、依って立つ足下に注意しなければならぬ。自分の依って立つ場に基づいて、そ
の上で行ってゆかなければならない。





   人生を立体的に観察する



 生活に負わされている負担とか犠牲という方面のみを考えると、およそ人間の生活
くらい苦しく、つらく、悩ましいものはないと思われよう。

 しかし、もっともっと立体的に人生というものは観察すべきである。すると、期せ
ずして生活の範囲の広いことと同時にその内容が、ちょうど精巧な織物のように、極
めて複雑な色模様でちりばめられていることを直感する。そして、その直感なるもの
が、生活の中から、相当楽しく、面白く、愉快で、スウィートだと思えるものを、か
なり量多く見出してくれるのである。



   老いを忘れる



 真の人物は気概があると共に、どこかゆとりがあって、楽しむ所がなければなら
ぬ。それではじめて老いを忘れることが出来る。また実際にいつまでも老いないで暮
らすことが出来るのである。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする