2016年09月18日

安岡正篤(やすおかまさひろ)「活学一日一言」、中村天風「一日一話」。

   9月18日(日)  人事の根本



 東洋には人間を二つに分けて、仕事のできる才能の有る者と、人を率いて行く徳の
有る者とを別にしている。どんなに仕事ができても、手柄があっても、それ故に地位
を与え、禄を与えて人を支配させてはいけない人がある。又これといって仕事ができ
ないでも、その地位にその人を据えておれば、自然に治まる人がある。これを使い分
けることが東洋政治哲学の人事行政の根本問題である。これが「賞禄有功」である。

 これは『南洲遺訓』にも喧しくいっているところであり、熊沢蕃山が強調して徳川
幕府からにらまれた点でもある。



   我慢して食べることはない



 病弱者はでき得る限り嫌いなものは食せず、嗜好するものを食すようにするのがよ
いのである。

 これはちょっと考えると、すこぶるわがままなようであるが、多くいうまでもなく
食物というものは肉体を修補形成する要素である。しかるにただ滋養という名目にの
み捉われて、無茶苦茶に嫌いなものでも我慢して食すということは、何のことはない
身体自然の要求に無謀な圧迫と活力の減損だけを招致することとなり、それがいささ
かも血となり肉とならない。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 07:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする