2016年10月27日

安岡正篤「活学一日一言」、中村天風「一日一話」。

   10月27日(木)  読書週間  日本精神とは



 日本精神は、山鹿素行先生が『中朝事実』の後にチヤンと論じているように、異民
族文化を自由に摂取して、これを日本化する上において天縦(てんしょう)の神聖を
そなえている。中国の言葉でいうならば「鼎新(ていしん)」という言葉がある。鼎
(かなえ)がちょうど、いろいろ食物の材料を入れて、それを煮て一つの料理にする
と同じように、道というものは自由な造化力でなければならない。できるだけ自由に
ものを包容して、それを新たに造化するのでなければ道ではない。日本精神はそうい
う鼎新力、天縦の神聖を確かに世界のあらゆる民族に比べて、最も豊富に持ってい
る。



   ふがいない人生



 現代の人々にはどうもわかっていない。ただ目の先の見えている小さな出来事と自
分の人生とを結びつけて、それに心をしょっちゅう踊らされて、あたら現実の人生に
泥塗ってるような、きわめてふがいない人生を生きている。

 そしてそれが何か人生の本当の姿のように思い違いしてる人が、ずいぶん今の世の
中に多かないかい。



   斡旋の才



 真木和泉が“斡旋の才”ということを説いている。斡旋は人(事)を愛するがゆえ
にその人(事)によかれと世話をし、とりはからうことである。これは大事なこと
で、斡旋の才のある人間はひとかどの人物といってよい。政治家はこの才を本領とす
るものだが、必ず徳と相待つ必要がある。さもないと今の活動家のような、とかく利
権屋に堕してしまう。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする