2016年12月30日

安岡正篤「活学一日一言」、中村天風「一日一話」。

   12月30日(金)  我々の信条



 一、我々は深き伝統的根柢に立って、堅実にして日新の成長繁栄を期する。

 二、我々は悪を除くには急進的で、善に対しては保守的でなければならぬ。

 三、我々は我々の本業を通じて徳義の世界を実現せねばならぬ。

 四、物質と経済とは、いかに必要であっても、決して第一義ではない。高い精神と
美し

   い感情とが一切を解決する。

 五、国家の繁栄と偉大とは、その領土や資源や生産よりも、その能力・精神・風俗
に依

   ることを信ずる。

 六、我々は世界の平和・人類の幸福を念願する。それゆえに我々は益々日本民族の
徳と

   力とを反省し培養することを念願する。

 七、思想は常に生の進歩でなければならぬ。生の最高の姿は正義である。正義の為


   死ぬことも生の不滅である。



   時きたらば着く



 たとえば、これからある所に行こうとする時に、まだ着かない、まだ着かないとい
う気持ちで歩いている時と、悠々として、時きたらば着くという気持ちで歩いている
時と、同じ歩いている場合でも、その歩くことに対する人間の気持ちの中に、天地の
相違があるだろう。

 だから、理想はよしんばその理想とするところに到着しなくても、たえずその理想
へ意志するという気持ちを変えないことが、人生を尊く生かすことなんだ。



   大器晩成



 大器晩成という言葉があるが、人は自然が晩成した大器だ。(高等動物の中で)一
番後で作ることに成功した。まあ、大器といってよい。まさに大器晩成で、大自然と
いう偉大な創造者が何十億年もかかってやっと作ったもの。だから、自然の法則は人
間においても同じく、人間は、早成する、早く物になるというほど危ないことはな
い。

 人間もなるべく晩成がよい。まあ、死ぬ頃なんとか物になるというくらいの覚悟で
ぼつぼつやるがよい。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする