2017年01月04日

「叡智のひびき」(中村天風)

   1月4日(水)  天風箴言(四)



 「思いやり」という事を現実にするには先ず何を措いても相手方の気持ちになって
考えて見る事である。



(相手方の気持ちになるということは、分かりやすくいえば「自分が先方の立場にい
たらどうであろうか」ということを考えることなのである。知らざりせば豈あえて何
をかいわん、しかし知っていて、なおかつそうした気持ちになれないというのは、そ
も一体いかなるわけかというに、それはせんじつめれば、畢竟その人の人生観なるも
のが、あまりにも「自己中心主義」に偏重されているからなのである。自己の存在の
みを重視して、他との共和も強調も考えないで活きるという、自己中心主義が、決し
て正当な人生観でないということが容易に首肯されると思う。

 しかり

 もっとも厳正なる人生観は、

 曰く

 「自他共存主義」すなわちこれである。

 これを、わが天風哲学は、

 「自他統一主義」と呼称する。しこうして、この自他統一主義が、真理に則した人
生観だとしたら、どんな場合にも、人間のすべての人生接捗(せっしょう)に対して
は、まず、何よりも、相手方の気持ちになって考えて見ることが、もっとも正しい人
生態度だと、簡単にわけなく気がつくべきである。

 まことに銘すべく、

 また、必然実践すべきであると心に銘すべきである。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする