2017年01月08日

「叡智のひびき」(中村天風)

   1月8日(日)  天風箴言(八)



 不平や不満を口にする事を恥ずかしい事だと気が付くようになったら、少なくとも
自己統御が出来てきた証拠である。



(人間が不平不満を感じ、かつこれを口にするからこそ、人間世界に、進歩とか向上
とかいうものが、現実化されるのだというような極端な誤解を、誤解と思っていない
人すらある。これは、ちょうど、疑うからこそ、正邪の区別や、または普通の場合、
何としても理解することの出来ない真理のごときも、発見できるのだという考え方と
同様の誤解である。というのは、不平や不満を口にする悪習慣は、人にいたずらに煩
悶や苦悩を心に多く感ぜしめるだけで、それ以上、人生に、価値ある収穫を招来しな
いということに想到すると、それが誤解の証拠であると必ず考えられるからである。
そして、不平不満の帰結するところは、知らず識(し)らずの間に完全な自己統御が
できなくなるという遺憾なことになる。

不平や不満が、口から万一出たら、それを従来のごとく、身勝手、身びいきで共鳴的
に考えないで、直ちに、それを恥ずかしいことだと、強く反省するという習慣を作る
ことである。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 06:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする