2017年02月22日

「真理のひびき」(中村天風)

   2月22日(水)  天風箴言(十四)



 人生に 最も注意すべきことは 得意の時に 一しお心の備えを 緩めぬよう心が
けることである。



(事実において、人々の多くはとかくこうした大切なことを案外軽視する傾向があ
る。そして得意感を心が感得した際は、たいていの人がたちまち有頂天になって、そ
の結果として心の備えを緩めがちである。そして心の備えを緩めると、それから因由
的に運命や健康上に、往々にして軽視することのできない破綻をひき起こすことが、
事実的にすこぶる多い。ところが、それを少しもそうかと自覚せず、むしろ当然のよ
うに思って何ら反省もしない人が少なくない。それでは、その心の備えを緩めるとい
うのは、そもそもどんなことかというと、要言すれば心の自律的統御をおろそかにす
ることなのである。

 どんなとき、どんなことにもいささかも動揺せぬ心、いいかえると、いかなる場合
にも、

怯(お)じず、怖れず、急がず、焦らず、いつも淡々として極めて落ちついている心
である。これをもっと適切な言葉でいえば、「何事もないときの心と同様の心の状
態」である。あの古い句で有名な「湯上りの気持ちを欲しや常日頃」 の心持であ
る。)

      「得意淡然、失意泰然」
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月21日

「真理のひびき」(中村天風)

   2月21日(火)  天風箴言(十三)



 人生に対して 積極的精神を 有(も)つものは 常に 健康や 運命の勝利者と
なり

否(あ)らざるものは 敗北者となる。



(人生建設の根本はただひとえに精神に在り、という峻厳なる宇宙真理を正しく理解
して、肉体に施す方法のみでは有意義な人生は建設できないことを認識しなければな
らない。

 人間の精神状態がその生命活動の運営の要にあたる神経系統の作用に、ものの声に
応ずるように、すなわち打てば響くように影響反映するのである。神経系統の作用に
万一不調和が生ずれば、生命エネルギーの収受もまた配分も、一切がその調節を欠如
してくる。したがって、いかに他の合理的な養生法や健康法を実行しても、肝心の神
経系統の作用が不調和になると、コイルの配列に不完全をきたしたモーターにいくら
良性の潤滑油を注入しても、またその他の手入れを行い、さらに強力な電流を通じて
も、規定通りの良好な回転は具現しないのと同様なのである。ただし、モーターのコ
イルの調整作用はモーター自身には存在していない。しかし、人間の生命の中でコイ
ルに該当する神経系統は、精神態度がその作用を妨害しない限りは、神経系統それ自
身に自然的調整作用がある。そしてその最も理想的な精神態度とは、精神の絶対安定
した状態をいうのである。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月20日

「真理のひびき」(中村天風)

   2月20日(月)  天風箴言(十二)



 完全な人生に 活きようと思うならば、先ず、現在の瞬間を 能う限り 価値高く
 活きるべし。



(およそ人としてこの世に生まれし者が、誰が不完全な人生に活きようと思う者があ
ろうやである。一度生まれて、一度死ねば、ふたたび味わうことのできないという峻
厳なものがわれらの人生であると思うとき、何人といえども、でき得る限り、人生を
完全な状態で活きたいと思うのが、全世界の人類の共通的欲求である。完全な人生と
は健康難や運命難を克服し、いつも人生を明るく朗らかに、活き活きと勇ましく活き
ることである。

 金力や権力には、完全人生の建設という問題を解決する「力」はない。物質的な肉
体のみを重視して断然ゆるがせにできない精神というものを蔑視してはいけない。精
神生命のもつ人生および生命に対する偉大な「力」というものの現実的価値を、正当
に認識しなければならない。完全人生の建設は、何をおいても人生に活きる現在の瞬
間を、いかなる場合にも、たとえ身に病があろうとも、また運命に非なるものがあろ
うとも、できる限り心の態度を積極的にしてその事柄に対応し、いいかえれば心の尊
さ、強さ、正しさ、清らかさを冒涜しないよう、決して病や運命に心を負けさせない
活き方=すなわちそうした活き方をしてこそ、価値の高い人生に活きることにな
る。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする