2017年02月02日

「叡智のひびき」(中村天風)

   2月2日(木)  天風箴言(二十六)



 真理というものは絶対的で不変であるが、倫理というものは、相対的で、従って、
時代と国情に依って、変化し、相違するものである。



(多くいうまでもなく、真理というものは、唯一にして無二のもので、これあるがた
めにこそ当然それが絶対的なので、また絶対的なるがゆえに永劫不偏、すなわち何等
の変化を招来しないものであるということは、何人といえども知悉するところであ
る。が、多くの人の中には、いわゆる倫理なるものをも、真理と同様、絶対的で、ま
た不変のものであるがごとくに思惟する人が往々にある。

 倫理には、@天理に拠存して作為されたもの A人間のその時代の生存上の都合や
条件等を、標準または理由として作為されたもの という二つの区別がある。 であ
るから、物事の判断を、理性心意一本に依存することなく、人間の心意識の中での最
高なる「霊性心意」に一任すべきである。

 その為には、入念に、そして完全に、潜在意識領を整理浄化することを真剣に心が
けねばならない。というのは、そうしないと、雑念、妄念、邪念、悪念等が実在意識
を占領して、たえず霊性心意の発動を妨げるからである。

 それ故に、精神生命作用の基本機能たる「感応性能」の積極化を現実化するため
に、観念要素の更改や、積極観念の養成法、あるいは神経反射の調節法の真剣実行を
行うべきである。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする