2017年02月05日

「叡智のひびき」(中村天風)

   2月5日(日)  天風箴言(二十九)



 本心良心にしたがうという事は時とすると理性の判別と混同し易い故、注意せねば
ならない。



(われら天風会員の、人生教義として、日常生活に実践する心身統一法の、根本義た
る精神生命の積極化を現実になす唯一の要諦であるところの、精神生命固有の感応性
能を強くする三つの条件中にある、積極観念養成という要項の中に、「正義の実行」
ということが必ず示教されていることは、会員諸子の知悉されているところである。
そして、この「正義実行」を、確実に現実化するには、何をおいても、平素の言葉や
行為を、いかなる場合にも、かりそめの気持ちでなすことなく、恒に、本心良心に悖
(もと)らぬよう、注意に注意して、心がけねばならないということをも、特にその
不可侵の条件とすると力説しているので、これまた諸子の十分知得されていることと
信ずる。

 が、特に、省察を要することは、この箴言に掲記してあるごとく、自分自身では、
その言行が、たしかに、本心良心にしたがったつもりでいても、時とすると、案外そ
れが、理性の判断にしたがっている場合が、実際においては、往々あるのである。だ
から、一番適切な処置は、いつも講習で示教しているとおり、何等の後ろめたさ=少
しの気とがめをも心が感じないものを言行とするのが、もっとも優れた要訣であ
る。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする