2017年02月06日

「叡智のひびき」(中村天風)

   2月6日(月)  天風箴言(三十)



 暗示の分析は「感情」を離れて行わないと、兎角、自分の都合の良いものだけを採
用する事になる。



(暗示の分析ということが、精神生命の生存確保に、直接かつ重大な関係を有する感
応性能の強さと正確さを保持する上にいかに大切なものであるかということは、教義
の垂迹の際、特に強調しているが、事実においてこの暗示の分析という大事なこと
は、充分慎重な注意で行うように、平素周到な注意で習性づけないと、ややともする
と、自分では相当に正しく分析したつもりでも、結果が実際は、正当に分析していな
いということになる怖れが多々あるのである。しこうして、ここでいうところの慎重
な注意というのは、これを感情で決して分析しないということなのである。かるがゆ
えに、厳格な意味でいうなれば、正確な暗示の分析を期成するのには、その時の自己
の精神生命の内容に、消極的感情情念が存在しているか否かを、まず厳密に検討する
ことである。

 そして、日常の人生生活を行う際、その心的態度を、どんな場合にも明るくほがら
かに、活き活きとして、勇ましく堅持することを、ゆめにも疎かにしては、断じてな
らぬことである。)

 なお、参考のために、ともすれば、「心」および「肉体生命」を弱くする怖るべき
素因をなすところの、消極的感情情念なるものの代表的のものを下に抜粋摘記する。



憤怒、恐怖、悲観、苦労、心配、憂愁、懊悩、煩悶、迷妄、憎悪、怨恨、嫉妬、復
讐、

排他、嫌忌、誹謗、猜疑、邪推、焦慮、貪欲、失望、落胆、不平、不満、自暴、自
棄、

懺誣(ざんぶ)、中傷。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする