2017年02月09日

「真理のひびき」(中村天風)

   2月9日(木)  天風箴言(一)



 人生の 出来事に 対応する その精神態度が 積極か 消極かと いう事で そ
の結論の 正否が 決定する。



(人生に対する精神態度が、絶対的に積極化すると、いかなる場合にも、また、いか
なることに直面しても、真人としての体面を冒涜することなく、あたかも熟練した技
師が精巧な機械を、まるで自己の手足を使うかのように「心」の操縦が大変上手くゆ
き、すなわち使うべき者は使い、使うべからざるは使わないという、取捨分別を、適
宜にすることができるからである。これは要するに「心」の操縦の根本的原動力とも
いうべき意志の力というものが、あえて求めなくても、自然的に実在意識領に煥発=
輝き現れること されて来るためである。

 「心」というものは、厳格にいうと人間のいのちの活きるために使う生命用具であ
るから、絶対にこれに使われるべきものでない。それゆえに「心」に使われて活きる
と、真理の当然の帰結として、人生はたちまちその価値を失う事態に陥る。すなわ
ち、煩悶や悩みや、悲観や苦労や、あるいは怒りだ怖れだというがごとき陰惨な気持
ちにつつまれて----。

 ところが、この決しておろそかにできない重大な事実を、案外たいていの人が気づ
いていない。否、自分では「心」を使っているつもりで、実は反対に、心に使われて
活きている場合が多い。その証拠には、ほんとうに、いかなる場合にも明るく朗らか
に活き活きと勇ましい積極的な精神態度で人生の運命を好転させて、はつらつとして
活きている人が極めて少ない。そして反対に、健康や運命がよくないから「心」がど
うしても消極的になると、平然としていう人すらある。

 真理は、正にこの反対の反対なのである。すなわち、健康や運命が意のままになら
ないときほど、「心」の態度をよりいっそう積極的にするのが最も大切で忘れてはな
らないことなので、そうすればいわゆる生命の内在力(潜在勢力)が期せずして湧然
=湧き出るようなさま として現れて、健康も運命も、自然と好転してくるというの
が、尊厳なる宇宙真理である。然るに健康や運命が思うに任せないというので、その
精神態度を消極的にすれば、多々ますますその健康や運命の状態を、不良に陥れる。
これまた、峻厳侵すべからざる自然法則なのである。かるがゆえに、現在の自己人生
のすべてに対して、自己の「心」が積極か消極かということを厳しく公平に検討し
て、自己の健康や運命、その他一切の人生のできごとに正しく対応処置すべきなので
ある。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする