2017年02月22日

「真理のひびき」(中村天風)

   2月22日(水)  天風箴言(十四)



 人生に 最も注意すべきことは 得意の時に 一しお心の備えを 緩めぬよう心が
けることである。



(事実において、人々の多くはとかくこうした大切なことを案外軽視する傾向があ
る。そして得意感を心が感得した際は、たいていの人がたちまち有頂天になって、そ
の結果として心の備えを緩めがちである。そして心の備えを緩めると、それから因由
的に運命や健康上に、往々にして軽視することのできない破綻をひき起こすことが、
事実的にすこぶる多い。ところが、それを少しもそうかと自覚せず、むしろ当然のよ
うに思って何ら反省もしない人が少なくない。それでは、その心の備えを緩めるとい
うのは、そもそもどんなことかというと、要言すれば心の自律的統御をおろそかにす
ることなのである。

 どんなとき、どんなことにもいささかも動揺せぬ心、いいかえると、いかなる場合
にも、

怯(お)じず、怖れず、急がず、焦らず、いつも淡々として極めて落ちついている心
である。これをもっと適切な言葉でいえば、「何事もないときの心と同様の心の状
態」である。あの古い句で有名な「湯上りの気持ちを欲しや常日頃」 の心持であ
る。)

      「得意淡然、失意泰然」
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする