2017年02月25日

「真理のひびき」(中村天風)

   2月25日(土)  天風箴言(十七)



 調和という事は 真善美の美に該当するもので これは探究すべきでなく 自ら進
んで作為すべきものである。



(そも調和という事は、厳粛なる宇宙本来の面目であり、かつまた人生の実相である
と同時に、生きとし生ける生物の生命の本然の姿なのである。いいかえると調和とい
う事は、万物存在の絶対に侵すべからざる尊厳なる自然性なのである。これは論より
証拠で、「調和のあるところのみにいわゆる真の完成というものがあって、反対に調
和のないところには絶対に完成というものはあり得ない」のは、いっさいの事物事象
に明瞭に現れてくる。

 調和のないところに完全がないのと同様に、調和のないところにほんとうの美はな
いのである。もっと極言すれば、うつくしいという言葉はしっくりと調和していると
いう言葉の代名詞で、さらにうつくしいというのは完全だということになるのであ
る。常に何事何物にも「調和」ということを決しておろそかにすべきではないという
ことを、人生に対する厳粛な心得とすべきである。特に、その基本要諦となっている
精神態度の積極化ということこそは、まことに全生命に対するもっとも根本的な調和
基盤をなすという重大なものなのである。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする