2017年03月01日

「真理のひびき」(中村天風)

   3月1日(水)  天風箴言(二十一)



 どんな場合にも 慌てない人となるには 平素の言動を 出来るだけ 落ちついて
行う様 心がけるべきである。



(多くいうまでもなく、人間というものは男女の別なく、いかなる場合にもその人生
に活きる際、慌ててはいけないのである。というのは、人生に生ずる錯誤や過失とい
うものは、その原因が、心が慌てたときに多いからである。慌てるというのは、また
の名を周章狼狽というが、これは心がその刹那放心状態に陥って、行動と精神とが全
然一致しない状態をいうのである。心がこうした状態に陥った時というものは、意識
は概ね不完全意識になっているのである。いいかえると、心があってもなきに等しい
状態になるのである。だから、さまざまの過失や錯誤が生ずるのも当然である。人間
というものは習慣が第二の天性をなすものであるから、平素の生活行動が落ち着きの
ない状態で営まれていると、それが知らず知らずの間に習性化して、日常の人事世事
に対しても、どうしても軽挙妄動的で対処することになる。平素の心がけというもの
が、重大な消長関係を精神と肉体行動に重大な関連をもっているのである。

 真に沈着な心こそが、明澄なる意識を生み出し、明澄なる意識こそがその行動を截
然として遅速緩急誠によくこれを統御するものである。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 07:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする