2017年03月03日

「真理のひびき」(中村天風)

   3月3日  ひなまつり  天風箴言(二十三)



 日常生活を行う際 能う限り 善なることを行おうと 心がけることは 人生の最
も尊いことである。



(まず第一に正しく自覚認識を必要とするものは、「善」とはそもそもどんなことか
という大切な事柄である。道徳とか倫理というものには、人為説と天為説の二種類が
ある。天為説は不変不易のものであるが、人為説による道徳倫理というものは、要す
るに一時的なものが多く換言すると時代の推移にしたがってとうぜん変異する。すな
わち、昨日の非が今日の是となるか、あるいはその反対になる場合や事実がいちじる
しい。

 日常生活を行う際出来る限り善なることを行おうとするのは、第一に善なるものを
理屈やかつまたそのときどきの自己感情で判定するよりは、一番率直明快な絶好手段
は、自己のそのときの言動が普遍的妥当性をもっているか、あるいは否かを考慮の焦
点とすることである。「自ら省みて疾(や)ましからずんば千万人といえどもわれ行
かん」 これは普遍的妥当性が存在しているという必須条件があるのである。すなわ
ち「不偏愛」の実行である。 そもそも不偏愛とは何を意味するかというと、率直に
いえば何ものをも憎まざる公平無私の純正なる愛情をもって、人にも物にも、否、あ
りとあらゆるいっさいに平等に、相接することである。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする