2017年03月07日

「真理のひびき」(中村天風)

   3月7日(火)  天風箴言(二十五)



 真の幸福は 現在感謝を実行する 謙虚の心から 期せずして 招来される。



(多くいうまでもなく、修練会で修得された安定打坐密法=あんじょうだざみっぽう
 を実行すれば、極めて容易にこの問題の消息をその心意識に感得することができる
のである。幸福というものは、多くの人々が考えるような客観的なものでなく、要は
いずれの点から、観点を措いて考察しても、絶対に主観断定のものであるということ
が理論批判でなく、いわゆる霊感的に刹那断定で、判明する。これを精神科学的に説
明すると、意識中の最高の霊性意識が発現して来るがためである。そして同時に、生
命の生存に対する現在状況のいかんにかかわらず、その存在に満足の感謝を心をして
感じさせることが、幸福招来の何よりの先決問題であるということがわかってくる。
もっとわかりやすくいえば健康に故障があろうとも、また運命に不如意のものがあろ
うとも、否、もっと極言すれば、いかなる場合に対しても、そういうときに、なおか
つ活きていられるという大きい事実を感謝する心をもつことであるということが自然
と悟れるのである。こうした心こそ、いわゆる謙虚な心という。いいかえると、何ら
のわだかまりのない純一無雑な人間だけがもつ最高の気高い心なのである。であるか
ら現在運命なり健康なり、そればかりではなく何事かに不平不満なりあるいは不如意
を感ずる人は、とにかくそのことがらに拘泥する心を前述の通り、まず感謝と満足の
方面へと振り替える心的態度を採ることである。要するに、ただひたすらに実行する
のみである。「汝が不幸なときこそ、幸せそうに振る舞え」、「人は、自分の心の持
ち方一つで、どの程度でも幸福になれるものである」、

 結論すれば、理論よりは事実である。一日も早く自己の心を真理に順応する謙虚な
ものとなして、真の幸福を収受されんことを心よりあえて勧奨する。)
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする