2017年03月09日

「真理のひびき」(中村天風)

   3月9日(木)  天風箴言(二十六)



 他力本願でのみ生活すると 人間の一番大切な理想というものが 断然貫徹しな
い。



(この一目瞭然たる事実を正しく心に認識して、人生に活きている人が案外事実にお
いて少ない。そして、何かにつけて、やたらと人の助けや援護を求める。誰でもよく
知っている諺に、「天は自ら助くるものを助く」というのがある。この言葉が明らか
に、人生他力のみをあてにしては断然だめであるということを、合点せしめてくれて
いるといわねばならない。自分が抱く理想や希望を実現する者は、自己のみでしかな
いのである。「自己を作るものは自己なり」という真理はまことに侵すべくもない絶
対的のものである。

 ところが、このわかりきっていることを、何事ぞといいたいくらい、世の概ね多く
の人は、健康や運命に支障が生じたとき、その恢復や打開をすぐさま他力に依存して
解決しようとする。否、そうすることがむしろ妥当性のある的確な手段のように思
う。すなわち他力に依存すれば、何事もスムースに解決できるものであるかのごとく
思ってしまう。しかし、これはまったくの大間違いである。要は自己人生のことはい
かなることも、主動力は自己において堅持すべきである。他力依存は、主動力を他に
転移するのと同様の結果を期せずして招くことになる。自力本願という独立自尊の真
価を発揮されんことを、真人として尊い格調を確保するため、切に切に熱唱する。)

 「人の手で食べさせてもらっていたら、満腹には至らない」 
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする