2017年05月24日

「真人生の探求」(中村天風)

   5月24日(水)  肉体本位の方法



 ところが、このように、微塵犯すことの許されない真理と事実が、その生命に厳格
な状態で存在しているのにもかかわらず、ともすると、生命を心か体かの一方的に処
置することに依って生命の全体を正当に解決し得るもののように考える人の多いの
は、洵に遺憾の事実だといわなければならない。特に、この傾向が、人間の生命を強
化することを目的とする健康法の中に相当多いのは、大いに考慮を要することである
と断言したい。

 このことは、議論でなく、目に見える事実で立証されている。即ち、健康法にはお
おむね肉体本位、肉体偏重のものが多い。これを大別して見るとおよそ下の数種に分
類される。

 @ 筋肉の鍛錬を本位とするもの、

 A 皮膚の生活機能を強固にすることを本位とするもの、

 B 呼吸器の強さを増すことを本位とするもの、

 C 消火器の機能増進を本位とするもの、等々

 そして、第一の筋肉鍛錬を本位とするものには、体操または強健術などがある。こ
れらは、直接的に鍛錬する方法であるが、その外に柔道や剣道やその他一般スポーツ
の如く、それを行うことに依り間接的に鍛錬されるものがある。

 第二の皮膚の生活機能を強固にすることを本位とするものには、水浴、冷水摩擦、
冷風浴、空気浴日光浴等がある。

 第三の呼吸器の強さを増すことを本位とするものは、主として丹田呼吸法とか、腹
式調和呼吸法とか、胎息法とか名づけられる諸種類があるが、何れも深呼吸様式の応
用されたものが多い。
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2017年05月22日

「真人生の探求」(中村天風)

   5月22日(月)  心身統一の効果



そしてこの第二次的原動力要素を、医学者は(Bioelektrizitat)と呼び、哲学者は
(Human Fluid)と名づけているが、要するに、エレクトロンとプロトン等の結成を
作為した原始的エレメントが、発電機構であるダイナモに受け入れられて、エレクト
リシティとなるのと、その発生過程は、寸分違わず同様なものである。

 そしてそれが、上述のように、精神や肉体の、それぞれに固有されるオルガニゼー
ションに従って、生命の内外二面に活動を起こし、生命の確保と人生建設に必要とす
る諸般の力となって働くという、極めて融通円滑なユニバーサルなものになるという
ように、実に微妙に仕組まれているものなのである。であるから、一旦心身を統一し
た人生生活を営むと、この総ての過程と条件とが、頗る整然たるものになるために、
生命の一切が嘱目する程強くなってくるのである。
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2017年05月21日

「真人生の探求」(中村天風)

   5月21日(日)  心身統一の効果



 吾等が、通例電気と称しているものは、エレクトロンとプロトン等と称せられる原
始的エレメントがその本体となっている。然もこの原始的エレメントも、人間の命の
力の根源を為している「気」というものと同様に、放射性能を有する流動性のもので
ある。これがためか、電気王エジソンの如きは、人間生命の根源である気体も、電気
を作成しているエレメントも、相等しく同じものであろうと論じている位である。

 が、何れにしても、この原始的エレメントが、発電機構であるダイナモに受け入れ
られて、エレクトリシテイとなり、それが更にそれに適応するオルガニゼーションに
換入せられると、或は光となり、熱となり、また動力となる。

 それと同様の経由で、人間の命も「気」という原始的エレメントが、命の力(Vr
il)の根源となり、ここに一個の生命体というダイナモを作成し、更に、このVr
ilが、そのダイナモに受け入れられたものが、電気の場合と同じように、生命諸般
の力となるべき第二次的原動力要素というものを作成するのである。  
posted by 林田カイロプラクティック院 at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする