2017年06月04日

「真人生の探求」(中村天風)

   6月4日(日)  歯と口の健康週間  神経系統の重要性



 私は、常に講習会で、命の活きている有様を、一筋の河の流れと同様だと説明して
いる。河というものには、必ずその水源がある。そして、命の流れの水源に該当する
ものは即ち、心=精神 なのである。というのは、先ず静かに、肉体生命の活きてい
る直接理由と事実現象とを探求するがよい。

 そもそも肉体生命がどうして活きているかという問題について直接的に考えられる
のは、肉体生命維持の三大条件ということである。一体どんな条件が、肉体生命を維
持するのに必要とされるかというに、

  一、 吸酸除炭の作用

  二、 栄養の吸収作用

  三、 老廃物の排泄作用

即ち、これである。

 この三つの作用の、そのどれも完全に作用しないと、肉体生命の生存は決して確保
出来ないのであるから、これを肉体生命維持の三大条件というのである。

 そこで次に考えるべきことは、この肉体生命確保に必枢な上述の三大条件は、何に
依って営まれているかというに、俗にいうところの五臓六腑である。五臓六腑とは、
漢方医学の方で呼ぶ名称なので、五臓とは、肺臓、心臓、脾臓、肝臓、腎臓のこと
で、六腑とは、大腸、小腸、胆、胃、三焦、膀胱のことといっている。

 がいずれにしても、上の三大条件は、皆この各種の体内蔵器に依ってその作用を
行っている。然し、更にここに正確に知悉せねばならぬ重大な事実は、およそ体内蔵
器というものは、どんな種類のものでも、それ自体で働く力はないということであ
る。即ち独自的可動性が無いのである。それでは一体どうして、肉体生命維持に必枢
とする三大条件という微妙な事実を作用するのかというに、それは、丁度操り人形の
仕かけとほぼ同様な関係で作用しているといってよい。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする