2017年06月09日

「真人生の探求」(中村天風)

   6月9日(金)  生命の流れ



 前節に於いて私は、人間の命は気という原始的エレメントが、命の力(Vril)の根
源となり、ここに一個の生命体というダイナモを作為し、更にこの vril がそのダ
イナモに受け入れられたものが、電気の場合と同じく、生命諸般の力となるべき第二
次的原動力要素というものを作成すると述べた。

 ところで、この第二次的原動要素というのも、やはり、神経系統の生活機能内で、
特殊的に作用しているものなのである。

 これからみると、何人にも神経系統というものが、どれほど生命に対して重大な存
在であるかという、その重要性を遺憾なく認識査定することが出来ると思う。そし
て、更に生命に対して、中枢的重要性をもつ神経系統というものが、どういう機能に
依って、その作用の支配を受けているかということを考えると、精神生命=心 とい
うものこそ、人生建設に先決的に重視されねばならぬという絶対真理を正しく信念し
得ると思う。

 では、神経系統の一切の作用は、どういう機能に依って支配されているかという
に、これを直接的にいえば、中枢神経である。そして、中枢神経は何に依って営為の
支配を受けているかといえば、脳髄府である。ではこの脳髄府とは、どんなものかと
いうことは、別に専門家でなくとも、大抵の人は知っていることと思う。即ち、脳髄
府とは、大脳、小脳、延髄を保有する一規画に対する名称である。そして、更に、こ
の脳髄府の中に保有されている大脳、小脳、延髄とは、元来、どんな作用を行う機関
かということを考えて見よう。そうすると、生命に対する心の価値と重大性が明瞭に
肯定されるから、-----即ち、大脳、小脳、延髄とを保有する脳髄府こそは、精神作
用=心 の働きを、生命の内外に現実表現する厳粛な一生命機関なのである。という
ことが、自己の意識領に明確に認識出来たなら、更に、今まで説いた生命現象を順位
的に考えれば、心=精神 こそ、生命の流れの源頭だということを、咄嗟!! 無条
件に合点されると思う。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする