2017年06月14日

「真人生の探求」(中村天風)

   6月14日(水)  感情と肉体



 第一に諸君の真摯な注意を促したいことは、消極的感情の発作に因り、吾らの肉体
生命内を循環しつつある血液の受ける影響である。実験心理学及び精神科学的考証に
拠ると、人が消極的感情を発作すると、血液は即座にその色及び味わいを変化すると
いうのである。詳しくいうと、怒ると、黒褐色に変色し、その味わい渋くなり、悲し
むと、茶褐色となって苦味を呈し、恐れると、淡紫色傾向となって、酢味を感ずる。
そして、特に注意すべき問題は、このように変色変味した血液は一様に、健康保障に
必要とする、アルカリ度を著しく減少して、酸性化するというのである。そして血液
が酸性化した場合は、一体その結果はどうなるかというと(詳細は肉体生命の法則を
説く際に詳説するが)肉体健康は忽ちその障害を受けて、何かの疾患に必ず犯される
に至る。

 そもそも血液というものは、吾人の肉体生命維持に欠くべからざる要素で、恒に肉
体細胞の生活営為とその生存保障の任にあたるという重要なもので、西洋の諺にも 
Blood is life=(血は命なり) とさえ称しているくらいである。

 然もこの影響事実は単に血液だけでなく、血液と同様に、生命維持に必要な要素で
あるリンパ液にも波及し、延いて各種の内分泌、外分泌の作用にも、打てば響くと
いった影響を反動的に与えるものなのである。

 更にもう一つの参考として、呼吸に関する価値高い実験報告があるから、それを摘
記することとする。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする