2017年07月02日

「真人生の探求」(中村天風)

   7月2日(日)  半夏生(雑節の一つ=夏至から11日目)

            感応性能の積極化



 それでは積極精神作成の実際方法としてどんな手段を心に施すべきか? という
と、その第一条件として必要なことは「精神生命に固有される感応性能というものの
積極化」 を現実にすることである。

 分かり易くいえば、感応性能の積極的か、もしくは消極的かということが、直接そ
の人の心の強し弱しに、密接不離の関係をもっているからである。

 俗にいう神経過敏の人とか、気が弱いとか、または愚痴っぽいとか、怒りっぽいと
か、因循な引っ込み思案の人などというのは、一様に感応性能が消極的なのである。

 由来、原因と結果とは常に相関している。従って積極精神の作成には、その先決条
件として、感応性能の積極化を現実にすることが、最も捷径な哲学的態度であると同
時に、最も正当な科学的態度である。そして次に重要な条項は、然らば、その感応性
能の積極化を現実にするのには、どうするかという問題である。

 それには、下の三つの条件が解決されれば、容易にその目的を達成し得るのであ
る。

 其の三つの条件とは

 @ 観念要素の更改

 A 積極観念の集中力養成の実践

 B 神経反射作用の調節

 換言すれば、上の三条件が完全に解決されなければ、積極精神の完成もまた完全に
ならぬということになるのである。

 そこで、先ず、上の条件中の第一項目の観念要素の更改ということから、説明を進
めることにする。



 
posted by 林田カイロプラクティック院 at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする