2017年07月09日

「真人生の探求」(中村天風)

   7月9日(日)  暗示感受作用



 然し、つくづく考えたことは、信なきものは救われぬとしたら、信なきものは一生
迷路に彷徨せねばならないということになるが、それでは信あるもの、信なきもの
と、どちらが人の世に多いかというと、信なきものの方が実際に多い。すると造物主
は、人間というものを、苦しめるために生んだということになるが、然し造物主が人
を作った意図が、たしかにそうでないのが真理である以上、信なきものと雖も、救わ
れぬ筈はないと考えなければならない。そこで、百方苦慮研鑽努力した末、創見した
のが、ここに述べようとする暗示感受作用を応用する「自己暗示誘導法」というもの
なのである。

 この方法に依ると、どんなに疑い深い人間でも、疑う傍らから何かの効果事実が、
自己の意識領に大なり小なり手答えを与えてくれるので、いつの間にか今まで抱いた
疑心も事実の前に屈服してしまい、柔順にその方法の効果の中に抱擁されることにな
る。だから、この方法を私は、どんな人にも、最も手っ取り早く、奏功を現実化する
方法として、勧奨しているのであ

 そこで、この実際方法を説く前に、一応暗示感受作用というものに就いて、説くこ
とにする。そして、この暗示感受作用というものを理解するには、暗示とは何? と
いうことから理解するのが順序であるから、それを先ず説明することにする。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする