2017年08月21日

「真人生の探求」(中村天風)

   8月21日(月)  積極観念の集中法



 先ず、なぜ感応性能を積極化するのに、積極観念の集中力を養成せねばならないか
というと、平素どれほど前述の方法だけを実行しても、一方この積極観念の集中力を
養成することを実行しないと、何分にも長い間悪いと知らずに、消極的観念生活を無
意識的に行っていたという様な人や、神経過敏の気の弱い人などは、折角熱心に自己
暗示誘導法を行って精神生命の強化を計画しながらも、日常の人生に処する際、いつ
しか知らぬ間に心を消極的方面に傾注するという怖れがあるためである。そして、そ
のため折角熱心に努力して実行している自己暗示誘導法の奏効率を阻止することにな
るからである。

これに反して、この方法を常に行うように心がけると、いつでも積極的観念を集中出
来得るように習慣づけられるので、いざという時、何事に対しても、それを積極的に
心で取扱い、うまい捌きをつけられるようになる。

 それでは、その要諦はといえば、先ず第一に必要な心得は、常住自己の心を人生の
明るい方面にだけ向ける努力をすることである。

 もっと分かり易くいえば、たとえ、その事の結果が当然暗くなるであろうことが

分かっている場合でも、心は絶対に明るく保持する事に努力するのである。
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2017年08月19日

「真人生の探求」(中村天風)

   8月19日(土)  (其の三)  三勿の実行



 最期に必要な注意は、三勿の実行ということである。三勿とは何を意味するかとい
うと、@ 勿怒 A 勿悲 B 勿怖  の三つの事柄である。

 これは、単に観念要素の更改に対してばかりでなく、この消極的感情の発作は、直
接に生命維持に必要とする活力を夥しく減退するものである。

 現に、平素肉体健康の勝れない人などが、ただこの三勿だけの実行を専念しただけ
でも、どれだけその健康回復に役立つか分からぬ位であることを思うと、およそこの
三つの消極感情の発作位、生命に価値のない、何の利益もない、愚にもつかないもの
は無いと言ってよい。というと、怒ることや、悲しいことや、怖ろしいことのあるの
が人生ではないかという人もあるであろう? 勿論、それは人生世界の現象界に現存
する事実には相違ないが、そうかといって、この世は、怒ったり、悲しんだり、怖れ
たりしなければ、絶対に活きて行けないという世界ではない筈である。まして、神聖
であるべき自己の心を、この種の消極的感情の奴隷に堕落させなければ、人生という
ものが暮らして行けないというような、そんなバカげたことが、苟も万有の根源であ
る造物主に依って造られた秩序整然たるこの世界にあろう道理がない。
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2017年08月17日

「真人生の探求」(中村天風)

   8月17日(木)  (其の二) 感謝の生活と三行



 要するに、人生を最も麗しく尊くする感謝という理想的の生活基盤は、すべての事
物に対する観点の置き方を、狭義な個人本位の自己主義から超越させて、もっと大所
高所から広義に観察するようにすれば、必然その心に湧いてくるものである。

 所詮は、これをまた習性化し得るものである以上、常日頃出来る限り、感謝本位の
生活をするように心がけねばならないのである。

 そして原因は常に結果と相対的関連をもつので、感謝本位の生活を現実にするため
に、常に正直と親切とを心的生活のモットーとし、また自己の心をいつも愉快な気持
ちで持続するように努力することである。これを三行の実践という。

 然もそれが皆、観念要素の更改に、密接な関係をもっているばかりでなく、活力の
保存ということにも、頗る消長的な関連のあることを思う時、より一層、現実の実行
にいそしまずにはいられないと思う。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする