2017年08月13日

「真人生の探求」(中村天風)

   8月13日(日)  (二) 付帯事項



 (その一) 日常の言行  これは平素人生に活きる時の言行である。即ちどんな
場合にも、積極本位であること、特に一層の注意を要するのは言語である。既に前
節、暗示の説明をした時にも述べた通り、言語というものには、頗る強烈な暗示力が
固有されている。従って、特に積極的人生の建設に志す者は、夢にも消極的の言語
を、戯れにも口にしてはならないのである。何故かというと、それがすべて自他同化
の暗示となるからである。

 であるから、仮にも泣き言や弱音は口にしないことである。まして悲観的言語や、
恐怖の表現や、下らない憤怒的言辞は、自分の言葉の中には無い位に絶対に使わない
ことである。

 古語にも、習慣は第二の天性というが、多くの人は、何と余りにも消極的の言葉
を、極めて平然と、何の顧慮もなく口にして生活している。これは偏に習慣に助成さ
れた結果に外ならないとはいえ、そのため一層自己の心を消極化していることに気付
かずにいる。

 だから、その種の人が、何かの人生問題に直面すると、それが健康関係のことで
も、また運命関係のことでも、その考え方までが、先ず消極的結果を自己答案の結論
として思考するため、良い結果が来るものまでも、反対に不良にしてしまっている場
合が少なくない。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 06:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月12日

「真人生の探求」(中村天風)

   8月12日(土)  断定暗示法



 以上の三方法が、精神感応性と相対関係の下にある思考作用を積極化すために、観
念要素を更改する私の創意した特殊の自己暗示誘導法の方式なので、極めて実行簡単
で、然も暗示の透徹力もまた極めて強烈なため、精神生命の特に積極的暗示の感受作
用をよく習性化するので、そうなればもうしめたもので、例えば何か自己自身考えき
れないような困難な問題に直面した場合、以上の三方法を用い、それを吾が潜在意識
に暗示づければ、いつかは必ず適当な断案を、考えるともなく極めて自然的に、心の
方から案出して来るようになる。要は、気難しい気持ちでなく、そして悠々あせるこ
となく、ただ怠らず継続するという気持ちで行われたい。そうすれば着々と精神生命
に積極的変化が具現して来るから、その心組みを忘れぬよう切望する。

 なお自己暗示誘導法と相呼応して、観念要素を更改するのに必要な付帯事項が数項
目あるので、それを下に摘記することとする。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月11日

「真人生の探求」(中村天風)

   8月11日(金)  山の日  (ハ)断定暗示法



 この方法は、前記の命令暗示法と並立して実行すべきもので、言い換えれば、命令
暗示法の可能性を的確にする補助法ともいうべき重要性をもつ方法である。これも要
領は極めて簡単なので、即ち、朝目が覚めたら、なるべく生活行事に携わらないう
ち、理想から言えば目覚めた直後程なおよい、前夜命令した事項を、既に具体化され
た状況で、断定した言葉で表現するのである。これには格別鏡面を必要としないが、
用いればなおよい、然しこの場合の鏡は、命令暗示法の際ほど絶対的に必要としな
い。即ち、鏡なしでよいのである。分かり易くいえば「前夜信念が強くなる!」 と
命令したら、それを「今日は信念が強い」とか「私は信念が強くなった!」 という
ように、その時の自己の状態にかかわりなく、仮想的断定を言語で我と吾が耳に聞こ
えるように断定するのである。

 この断定暗示は、命令暗示法と反対に、一日の中、何度でも折ある毎に行ってよい
のである。寧ろ回数多く行う方が効果が多い。

 一体この方法の目的はどこにあるかというと、命令暗示法に依って潜在意識に暗示
づけられたものを、実際的に人生に役立たせるために、実在意識領に引き戻すという
意味なのである。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする