2017年08月22日

「真人生の探求」(中村天風)

   8月22日(火)  積極観念の集中法



 こういうと、そりゃ無理だ、結果が暗くなるとはっきり分かっている時に、どうし
て明るく心を保てようかと、抗弁する人もあると思うが、畢竟それが努力なのであ
る。明るい事柄に対して、心を明るくもつということは、何も特別の努力も修業も要
しない。だれにでも出来ることである。普通の場合、普通の人の出来ないと思うこと
を、できるようにするのが努力である。

 一体多くの人々には、少し難しいことだと、到底自分には出来ないと早計に決定し
てしまうという笑うべき軽率さが、多分にありはしないだろうか。

 古歌に、「為せば成り、為さねば成らぬものなるを、成らぬは、おのが為さぬため
なり」 というのがあるが、実際において、自己が為さぬために出来得ずにいること
がかなり沢山あるのである。また本当に、為し能わぬ人なら、いくら為そうと思って
もそれは出来得ないのは当然のことだが、然しそれは、極度の不具者か低能者の場合
なのでそうでない限りは為さざるために出来得ないので、またそのために、自己を為
し能わぬ人の仲間に入れている人なのである。かりにも、自己を現在よりも有意義な
人生に活かそうと欲する人は、どんな場合にも、自己を「為し能わぬ人」とか、また
「為さざる人」の組合に入れぬことである。そしてひたむきに「為す人」にならねば
うそである。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする