2017年09月17日

「真人生の探求」(中村天風)

   9月17日(日)  神経反射作用の調節法



 よく、極度の刺激や衝動を受けて死ぬ人がある。即ち強烈な打撃を受けたとか、ま
たは極度の驚きのために------それは、その刹那無限に活力を失うからの結果なの
で、更に普通、病の場合などを考えても、この消息はよく分る。病には、一寸した生
活の失錯ですぐになるが、これを回復せしめるのには、相当の時間がかかる、という
事例だけで考えても、活力は、出来るだけ失わないように注意しなければならないも
のであるが、特に神経過敏の人は、より一層失う方の分量が多く、受け入れるのには
有限量を、然も相当の時間を費やさなければ得られぬという有り難くない傾向が顕著
なのである。

 前記の肉体処置の方法は、この重要な神経叢の、こうした場合に於ける不測の動乱
を鎮圧確保して、できるだけその安定を計り、活力の放出量を最小限度に、食い止め
得るのである。もっと詳細にいえば、先ず肛門を締めるとどうなるかというと、脊髄
の末端及びその周囲に散在する神経叢の異常動乱を鎮圧する。

 然もこの肛門を締めることは、古来相当重視されていた形跡がある。古禅ではこれ
を「止気の法」 と称し、気の逃げ失せるを防ぐ法として、怖ろしいことや、驚くこ
とがあった時に行うべしと説かれている。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 08:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする