2009年11月09日

「ドラえもん」天才肌の漫画家

テレビアニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系列)は2009年10月16日に「野比家が巨大迷路に!?」と「虹のビオレッタ」を放送した。
今回からオープニング映像が「ドラえもん」の映画のシーンに変更された。これは2010年が映画ドラえもん30周年を迎えることを記念したものである。初回にあたる今回は映画第1作「のび太の恐竜」(1980年公開)のシーンを流した。「ドラえもん」や「のび太」らキャラクターの絵柄が現在のものとは大きく異なる。「ドラえもん」の歴史を実感させる映像である。
今回放送の2作品とも原作のリメイクである。「野比家が巨大迷路に!?」は、てんとう虫コミックス第18巻所収の「ホームメイロ」、「虹のビオレッタ」は、てんとう虫コミックス第39巻所収の同名作品が原作である。両作品ともアニメならではのリメイクがされている。
「野比家が巨大迷路に!?」は秘密道具「ホームメイロ」で野比家を迷路にする話である。調子に乗った「のび太」が複雑な迷路にしてしまい、迷子になってしまう。アニメでは解決したと思われたものの、最後に振り出しに戻ってしまう「終わらない物語」のオチになっていた。
「虹のビオレッタ」は秘密道具「CMキャンデー発射機」を使って、ジャイ子が自費出版した漫画「虹のビオレッタ」を販売する話である。ストーリーは原作に忠実に展開するが、アニメの特徴はジャイ子のキャラクターである。原作では自分の才能に自信を持てない苦しむ漫画家の卵であったが、アニメではジャイアンから自分の作品の名シーンを読み上げられるだけで自身を持ち直す。上機嫌になると踊り出す壊れたキャラクターである。天才肌の漫画家としての片鱗を見せているように感じられた。(林田力)
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『仮名草子の<物語>『竹斎』・『浮世物語』論』の感想
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posted by 林田武 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 林田力記事転載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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