2009年11月11日

『仮名草子の<物語>『竹斎』・『浮世物語』論』の感想

 本書は、仮名草子2作品『竹斎』及び『浮世物語』の研究書である。仮名草子は江戸時代初期に成立した漢字交じり仮名書きの平易な読み物の総称である。当時は豊臣秀吉の朝鮮侵略(壬辰倭乱)で活版印刷術がもたらされ、出版ブームとなった。これが多数の仮名草子が刊行された背景にある。やがて仮名草子から井原西鶴『好色一代男』が生み出され、浮世草子という新たなジャンルが確立されることになる。
 本書が研究対象とする富沢道冶『竹斎』、浅井了意『浮世物語』は共に仮名草子の代表作である。『竹斎』は藪医者・竹斎が滑稽な治療を行う旅行譚であり、『浮世物語』は僧侶・浮世房を中心とする教訓話である。本書では両作品について通説的見解とは異なる解釈を明らかにする。
 たとえば『竹斎』では藪医者・竹斎が梅毒の患者に病気に効く食べ物として様々な食物を列挙するシーンがある。これはデタラメな食べ物を挙げる点が、藪治療として笑いのポイントと理解される傾向にある。(林田力)
http://www.book.janjan.jp/0911/0911062757/1.php
http://tokyufubai.jugem.jp/?eid=1073
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http://www.book.janjan.jp/0911/0911072808/1.php
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http://d.hatena.ne.jp/branz/20091105/1257391071
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http://www.mynewsjapan.com/reports/1101
posted by 林田武 at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 林田力記事転載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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