2016年11月30日

安岡正篤「活学一日一言」、中村天風「一日一話」。

   11月30日(水)  海 老



 海老は永遠の若さを象徴しているというので、めでたいものとされる。というの
は、あれは生ける限り何時までも殻を脱ぎ、固まらない。ことに万物がぼつぼつ固く
なる秋に、彼は殻を脱する。生ける限りよく殻を脱いで固まらぬ、いつまでも若さを
失わない、よく変化していくという意味で、海老はめでたい。

 自己の殻、学問の殻、仕事の殻、会社に入れば会社の殻、役所に入れば役人の殻か
ら、なかなか脱けられぬものであります。これが脱けきらぬと、人間が固まってしま
う。



   下り坂の車と同じ



 多くの人は、人間の生命の力の本来は努力という推進力を与えさえすれば、ちょう
ど下り坂の車を加勢を与えて押したのと同様にきわめて容易に向上するものであると
いうことを信じない。そしていつも自分はだめだというように考えるという憐れな自
己否定を行う。

 するとその当然の結果は、何事に対しても、真剣な努力を継続的に集中させようと
しなくなる。これでは向上どころか、反対に自己向下を、知らず知らずの間に誘発す
ることになるのみである。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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