2017年12月23日

「錬身抄」(中村天風)

   12月23日(土) 天皇誕生日  第二節 空気の利用法



 空気の真健康確立に対する重要性は、これを要約すれば、血液の浄化という点にあ
る。即ち、人体内を循環している血液というものは最初動脈管内にある時は、極めて
新鮮なものであるが、それが、一旦静脈管内に流入すると、細胞組織内の老廃物や不
純物質を多量に混入し汚濁してくる。而して、その汚濁した血液を其の儘体内を循環
せしむると、当然、健康障害を招来し、生命を危うくする、そのため自然は、空気と
いうものを生物に与え、その特殊作用でこの汚濁せる血液を浄化するのである。

 かるが故に、真健康の建設を志すものは、空気をでき得る限り常に利用することが
必要なのである。而して空気を利用する第一の方法は、多くいうまでもなく、平素能
う限り肉体をして空気吸収の分量を多からしむるよう努力することである。

 空気の吸収量を多分にするのには、シャツや股引というような、肌に直接に付着す
るものを、なるべく薄くするかもしくは、緩慢にして、皮膚面に密着する部分を少な
くすることである。それから、夜中、睡眠中目覚めたような時に寝具の中へ新しい空
気を入れてやるようにすることも極めてよいことである。

 又、毎朝、洗顔や化粧の時間位は、裸体もしくはせめて上半身だけでも開いて、皮
膚を、空気に接触せしむるようにする、即ち、こうした心がけで行う空気浴は、皮膚
を強健にする上にも頗る効果がある。

 何れにしても、平素こうした心がけを励行して、可及的肉体を空気に接触せしむる
機会を多く利用することである。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 04:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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