2018年01月29日

「研心抄」(中村天風)

   1月29日(月)  第一節 「心」とは何ぞや?



 先ず第一に必要とする理解は、「心の要素とこれに関する約束」、という事であ
る。

 およそこの理解は、かりにも悟入自覚を現実にしようとするものには極めて重要な
要項なので、換言すればこの理解がなくては悟入自覚は到底具体化されない。

 というのは多くいうまでもなく、吾人人間の心の活動=心理現象 なるものは恒に
高級のものと低級のものとが極めて雑然たる混合状態で間断なく意識の領域の中で行
われて居るがため、漠然としてこれに対すれば、その考察の混同をよく収拾し得ない
結果に陥るからである。

 これに反して、心の要素とこれに付随した約束というものを正当に理解する事が出
来れば、その意識領域の中に発動する各種の心理現象に対し一々正確な判断がつくた
め、どんな葛藤がその考察の上に生じても決して錯誤に陥ることなく、整然とこれを
収拾解決する事が出来て、同時に心というものも肉体と同様に、真我の生命の附属要
具であるという消息を如実に合点し、完全にこれを自己生命のために、また自己人生
のために行使することが出来得るに至る。

 それでは、心の要素とこれに付随関連した約束とは、一体どんなものであるかとい
うと、順序として心の区別というものから理解せねばならない。
posted by 林田カイロプラクティック院 at 05:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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