考えるべきは実にこの点である。お互いが、複雑多端なこの人世に人として活きる
時、その刹那刹那の人世事情の如何に依って、その心が或は強くなったり、或は弱く
なったりするようでは、人生の行路を突破することが出来るであろうか? かてて加
えて人の世はいつ何時、健康や運命がどうなるか分からぬといってよい位、変化変遷
の多い、いわゆる有為転変の常ならぬ世界である。然もそうした人世に活きるのに、
相対的の強さしかない心では、到底貴重な人生を任すことも、これを頼みとすること
もできない。
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