いずれにしても、こうみてくると、これ以上の証査を必要とすることなく、人生人
として生きるものは、どんな場合にも、即ち、健康の時でも、不健康の時でも、また
幸運の際にも、不運の際にも、否、どんな苦難不如意の時であっても、その心は断固
として積極的に、厳として把持しなければならないというのが、人間に与えられた宇
宙真理であると同時に、また人として厳守すべき自然法則だと徹底自覚されたことと
信ずる。
私が、常に、
身に病ありとし雖も、心まで病ますな。
運命に、非なるものありとし雖も、心まで悩ますな。
と、絶叫している所以もまたここにあるのである。