その方法というのは、大略下の数種類である。
○観念要素更改のための自己暗示誘導法
(イ) 連想暗示法
(ロ) 命令暗示法
(ハ) 断定暗示法
(二) 付帯要項
其の一、日常の言行
其の二、感謝の生活と三行
其の三、三勿の実行
以上列記した項目は、頗る多様のように感じられるかも知れないが、どれも極めて
実行し易いものばかりである。
(イ) 連想暗示法
この方法は要約すれば、意識的に積極的思考を作り、それを吾が心に思念連想する
ことに依って観念要素の更改を現実にする方法なのである。
尤もこの種の方法は、夙に外国の哲学者や、心理学者等に依って、大同相異的に考
案応用されたもので、我が国に古来からある、かの坐禅行も、またこの方法の変則的
応用法だともいえるのである。