吾は今、わが心の中に、この世のすべてのものを正しく理解し得る、偉大なる
「光」あるものが宿り居ることを、厳かに信ずる。
この「光」こそは、この世に在る唯一つの絶対たる宇宙霊が、わが霊魂の中に与え
給いし慈悲の雫である。
又この「光」こそは、わが命と宇宙霊とを、確実に結びつくるくろがねの鎖であ
る。と同時に、更に真理の扉を開く秘密の符牒を知る金鍵である。
そもやこの「光」が、わが心の中に燦然として輝かば、尊しや、宇宙霊は、世の
人々のいう「神の啓示」なるものを、量多くわれに与えたまう。
そして、その能わざるなきの力を以て、迷いに眩むわれ等の心の眼を正しく開かせ
たもう。
さらば、吾は今、この厳かなる法則を、慎ましやかに行わんがために、心の歩み
を、宇宙霊に従わせて、ひたすらに真と善と美のみの上に運ばせよう。常に入聖指南
の「弁別の」の笞(しもと)を手にして-----そしてひたむきに、この「光」の発現
に努めよう。
さすれば、この妙なる「光」は、やがてわが心の中に美しき悟りの花を咲かせ、そ
の稔りを豊かにして、わが命は、常に、おののく如き歓びに満たされん。